この秋、正確には1999年11月28日投票の大阪市長選挙については報道各社とも、
「現職の磯村隆文候補と、共産党系の井上賢二候補の事実上の一騎打ち」
という報道がなされていた。
事実上ということは、他にも候補がいるはずなのであるが、それを知るものはほとんどいない。
上記は、大阪市の公式ホームページから当組織が入手した公開情報ではあるが、
確かに三人目の名前はあるが、その存在を知るものは大阪市民といえどほとんどいないはずである。
なぜなら、選挙の告示板には、三番目の人物のポスターはどこにもないからである。
大阪レジスタンス司令部は、006を管轄外の大正区泉尾へ派遣し調査を開始した。
まずは、マスコミを装っての選挙事務所への直撃インタビューである。
しかしながら、該当住所をさがし、町内をいくら回ってもそのような施設は発見されなかった、
商店街の自営業者を尋問してもそれを知るものはいない。
しかしながら、住所からその選挙事務所と大阪市当局へ届け出があった建物を遂に発見した。
分かりにくいようだが、住所と番地から確かに届け出の住居兼選挙事務所である。
しかしながら、選挙事務所の形跡は全くない。
前回の府知事候補に出馬した中野俊夫候補は、まだ府から交付された鑑札を
軒先に吊るしてあったのだが、この人物はそれさえもなく家の鍵も締まったままである。
向い側にて自転車の修理業を営む男性に尋問したところ、彼もその立候補の事実は知らず、
ただ、告示受付になる以前に、公安当局が調べにきたということを不思議がっていた。
その人物の談によると、おとなしい、目立たない普通の青年ということであった。
ということは、彼の主張や抱負については、市当局が配布する選挙公報に頼るしかない、
もしくは彼を逮捕して尋問したとしても、おとなしい普通の青年が大阪レジスタンスの笑死の拷問に耐えられるかは果たして疑問である。
また、一般の大阪市民に主張を伝達する唯一の手段である選挙公報は彼を知る上での貴重な情報源であるので、ここにお伝えしよう。
「首都大阪」と大阪を首都にするということ以外、具体性はないようである。
またその具体的内容は現市長を助役にして実質をさせようとする主張らしいが、
果たして彼に大阪市長が勤まるのかどうか?彼が市長になる必然性はあるのか?
現市長が市長となることに問題があるのか? すべてに調査を要する。
しかしながら、一番調査を要することは、このような人物がなぜ最終的に
も獲得してしまったのかである。
少なくとも、大阪レジスタンスは大阪を日本の首都にすることには反対である。
首都にしたとしたら、東京から日本一うっとうしいガチガチの官僚共が大挙して
移動してくる。
そういう連中によって大阪特有の貴重な文化が破壊される懸念があるからである。
やはり、大阪は日本国の首都をめざすよりも、日本国から独立せねばならないのである。